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医療福祉デザイン学科

Author:医療福祉デザイン学科
〒701-0193
岡山県倉敷市松島288

このブログは、医療福祉デザイン学科の
横田・岩藤・合田・森・中村が交代でまったり更新しています。
目標、週2更新!

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医大生とメディカルイラストレーション

今年最後のブログです。
昨年より、医大生にもメディカルイラストレーションの授業
をおこなうようになりました。

医大1年生はリベラルアーツの授業としてメディカルイラストレーション
が選択でき、今年は10名の学生が選択してくれました。
全14回の授業です。

メディカルイラストレーションには3つの役割があると言えます。
1 学びのため  2 記録のため  3 伝達のため

1年生では人体臓器の形を学ぶために、臓器標本を使って
スケッチします。ただ見るだけと、鉛筆を持って描こうとして
見るのは、観察モードが大きく異なります。
20161229-1.jpg

実証的医学では、実物に対峙して感じて描くことが
とても大切です。
臓器は不明瞭であり個体差が大きいので
あらゆる角度から見ることと、わからない部位は
アナトミー(解剖学)図鑑などで調べながら理解して描く
よう指導します。

医大2年生では、11月〜12月にかけて「医学研究の扉」
という授業があり、2名の学生が
医療福祉デザイン学科に
4週間メディカルイラストレーションを研究しにきます。
アウェー感ただよう環境で頑張る医大生(右2名)。
20161229-2.jpg

4週間の前半でメディカルイラストレーションの表現手法の
一通りを学びます。手書き→2DCG→3DCGの順で体験。
メディカルミュージアムで臓器標本スケッチをする医大生(右)と
医療福祉デザイン学科学生(左)。
20161229-3.jpg

後半では、各自興味をもった表現手法についてポスターにまとめ
12月16日に医大で行われる学生学術発表会で発表しました。
2人とも、3Dアナトミーに挑戦です。
20161229-4.jpg

医学モデルやアナトミー図鑑を参考にしながら
おもな臓器を3DCGを使ってつくります。

2年生の現時点での解剖知識と、初めて触れた
慣れない3Dで精一杯作ったモデルです。
あらゆる角度から見ることができ、空間認識力の涵養と
臓器の位置関係の立体的把握が期待できます。

先々、医学知識が深まるにつれ
その都度データを修正して、より正確な臓器モデルに
更新することができる、自分だけの3Dアナトミーです。
その意味で、この挑戦はとても画期的なものです。
人体の学びにはとても有効な学習プログラムと言えます。
3Dプリンターで出力すれば、手で触れることもできます。
20161229-5.jpg

発表を上から見ると・・・医大教員に囲まれ質問を
受けています。かなり緊張したことでしょう。
20161229-6.jpg

「CTやMRIのデータからでも作れるのでは?」と
いう質問がありました。
もちろん作れます・・・・しかし、この研究の意味は違います。
今回の挑戦は、自分が人体を学ぶために作ることにあります。
人は、夢中になって模型など工作をしている時のモードは
記憶しやすい状態だそうです。

もう1人の医大生は脊柱に挑戦し、かなりの集中力で作りあげました。
現時点では、2人とも不正確な部分があると思いますが
それに気がついた時、モデルを修正することで学びを深めることが
できるはずです。初めて触れた3DCGでよくぞここまで作ってくれました。
20161229-7.jpg
脊柱の3Dプリント!
20161229-8.jpg

医大生は医師になるために、遠い道のりを歩んでいます。
医療福祉デザイン学科の学生も、医大生と交流することで
お互いになにか得るものがあるはず・・・・そう思うこの頃です。

本年もお疲れ様でした。そしてお世話になりました。
みなさま、良いお年をお迎えください。

記録:横田
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